「姑が嫌い!うざい!ムカつく!」
これまで大嫌いな姑の言動に、怒り・悲しみ・悔しさ・辛さといった苦しい思いをさせられてきたあなたは、その気持ちを直接言ってやりたい!と思っていませんか?
けれど何も考えずに話をしても、あなたが伝えたい本当の気持ちは、姑に1ミリも理解してもらえずにほとんどスルーされてしまうでしょう。
実際、多くの姑は嫁の言葉などたいして重要だと思っていません。
つまり、無計画に姑と話をしたとしても「あっそう。だから何?」くらいにしか受け止めてもらえないのです。
では一体どうすればいいのでしょうか?
大嫌いな姑との対決には、”事前の準備”や”戦略的な戦い方”が必要です。
本文では、
- 姑との決戦前の事前の準備とは
- 悪意がない姑との戦い方
- 毒姑との具体的な戦い方
- 気を付けるべきポイント
- 姑に反撃された時の上手なかわし方
などを具体的にご紹介していきます。
しっかりと事前準備をして、大嫌いな姑との”決戦”に備えましょう!
大嫌いな姑と戦う前の準備
いざ、大嫌いな姑をギャフンと言わせようと思っても、効果的な方法も分からないし、後の事(姑からの反撃)などを考えると、なかなか思うように行動できないものですよね。
ですが「いつかは…」と思っているだけでは、いつまで経っても今の現状は変わらない事をあなたも頭では分かっているはずですし、このままだとやがて姑へのストレスで体調を崩してしまうかもしれません。
そこで、大嫌いな姑との『ストレスでしかない関係性』を一刻も早く終わらせるためにも、小さな一歩から始めていきましょう。
姑と直接対決するためには、まず事前の準備が非常に大切です!
たとえば、あなたと姑が話をしている途中で、ムカついて文句だけを言って肝心なことを言うを忘れてしまい「あれ?私結局なにが言いたかったんだっけ?」となってしまったり、逆に姑に言いくるめられてしまったり…ということも十分考えられますよね。
多少の時間がかかったとしても用意周到に準備をしておけば、そういったトラブルを防ぐことができます。
今からご紹介する”事前の準備”は、あなたを『最強の嫁』に変身させてくれる簡単なテクニックなので、ぜひ練習しておいてください。
①自分自身をコントロールできるスキルを身につける
姑との対決では感情的になってしまうのはNGです。
冷静に対処できる自分をコントロールできるようにしておきましょう。
↑この記事では、「自分自身を客観的にみることで、ストレスの原因となる被害者意識から抜け出し、感情のコントロールができるようになる」というスキルを身につける方法を解説しています。
②嫁の権利を知っておく
私たちは、嫁である前にひとりの人間です。
なのに、「嫁にそんな権利はない!」など平気で言ってくる最低最悪な姑も存在しています。
あなたが大嫌いな姑との対決で
「私にこんなこと言う権利はあるのかな?」
と不安にならないためにも、あなたの当然の権利を知っておきましょう。
↑この記事では
「嫁として主張してもいい権利と義務」を知っておくことで、
こんなこと言う私は自分勝手なのかな?というような負の感情を防ぐことができます。
③大嫌いな姑と冷静に話すためのテクニック
大嫌いな姑との対決で一番重要なのが「話し方」。
なんの戦略もなしに話を始めると、予期せぬ反撃にあう可能性も考えられます。
↑ここでは、
- 姑との境界設定
- 意思の決定
- 防衛的にならない受け答え
という、大嫌いな姑と冷静に話すための3つのテクニックを紹介しています。
このテクニックは姑との戦いの中で、非常に有効なのでぜひ覚えておいてくださいね。
④できれば旦那を味方につけておく
大嫌いな姑との対決で、一番有利になるのが「旦那」の存在。
もちろんあなたひとりでも姑と対決することもできますが、旦那が味方してくれたら百人力です。
↑この記事では、旦那が味方につけるための効果的な3つの方法をご紹介しています。
すでにあなたの旦那が味方の場合は読まなくても大丈夫ですが、旦那が嫁姑のことに無関心だったり、あなたの味方のフリをしているような場合は、まずは旦那を味方につけることから試してみてくださいね。
悪意がない姑との戦い方
姑のタイプによっては、本人にまったく悪気がなく、単におせっかいなどの理由からあなたを傷つけている場合があります。
つまり、自分の言葉があなたをどんな気持ちにさせているか気づいていないんですよね。
こういった姑にはまず『自覚してもらうこと』から始めましょう。
先ほどの事前準備で紹介した、
- 姑との境界設定
- 意思の決定
- 防衛的にならない受け答え
のテクニックを使って、同じような問題が起きるたびに繰り返します。
悪意がない姑は、何度も同じことを繰り返し言い続けないと気づかない場合が多いので、ここは根気よく続けていきましょう。
ほかにも、悪意がない姑との戦い方として
- 逃げ道を与える
- 弱さを見せる
というテクニックもあります。
実際、私の友人はこのテクニックを使って「私は良かれと思ってアドバイスをしていたけど、あなたがそんなふうに思っていたなんて知らなかったの」と、ようやく姑の余計なおせっかいから解放されることができました。
一回だけで姑が理解してくれない場合もあるかもしれませんが、まずは「自覚してもらうこと」が大切ですので、諦めずに何度も伝えるようにしましょう。
これは育児の問題だけに限らず、色々な問題に応用できますのでぜひ覚えておいてくださいね。
大嫌いな姑との具体的な戦い方
大嫌いな姑との戦いに備えて「事前の準備」を済ませたら、いよいよ決戦の準備に備えていきましょう。
先ほどの悪意のない姑とは違って、多くの毒姑はそんな甘いものではないはず。
あなたの言葉などまったく聞く耳を持たなかったり、はなからたいして重要だとは思っていないでしょう。
だからこそ、あなたにとって有利な状況をあらかじめ作っておく必要があるのです。
その具体的な方法をこれからひとつずつご紹介していきますね。
正式な話合いの日時や場所を設定する
まずは、大嫌いな姑との対決(話し合い)をするための日時を設定しましょう。
話合いの日を設定しておくことで、それまでに姑との問題点を明確にするなどの準備をしたり、こちらの有利な状況で話すことができるんです。
あと注意したいのが、「正式な話し合いを電話で済ませる」のは避けたほうが無難です。
なぜかというと、電話では姑の表情などが分かりにくいですし、姑が感情的になった場合、一方的に切られてしまう可能性があるためです。
できれば姑の顔を見ずに気持ちを伝えたいのが本音だと思いますが、電話ではあなたの気持ちは半分以下しか伝わらないことを肝に銘じておきましょう。
話合いの場所を決める
姑との正式な話し合いの日時を決めたら、次は場所を設定していきます。
一番おすすめなのは、あなたの家です。
とはいえ、姑を家に呼ぶのは抵抗があるかもしれませんね。
ですが、あなたの家はあなたの縄張り=テリトリー。
人は自分の縄張り=テリトリーの中では、想像以上の力を発揮できるものです。
たとえばスポーツ選手が試合をするとき、地方で試合をした時よりも自分のホームグラウンドのほうが勝率がいいですよね。
つまり、ふだんから慣れ親しんだ環境のほうがあなた自身が落ち着いて話ができるし、姑に対してもあなたが独立した所帯を持っていることを示すことができるので一石二鳥なのです。
それでもどうしても姑を家にあげるのがイヤな場合は、あなたの行きつけのお店でも構いません。
ただし、レストランなどの公共のお店は避け、個室などがあるお店にしましょう。
なぜならレストランなどの場合、気が散ったり邪魔が入ったりする可能性がありますし、感情的になって声が大きくなったりすると恥ずかしい思いをしてしまうからです。
他にも、子どもがいる場合は親戚や友達に預かってもらうように頼んでおくなどの準備をしておきましょう。
姑に話し合いの日時を伝える
正式な話し合いの日時や場所が決まったら、姑に伝えましょう。
あなたの旦那が協力的な場合は、旦那から電話をかけてもらうのが一番いいのですが、それが難しい場合はあなたが頑張って伝えるしかありません。
姑への口調はできるだけ穏やかに保つように心がけ、
「お義母さんにちょっとお話したいことがあるのでこちらへいらしていただきたいのですが、ご都合はいつがよろしいでしょうか」
と伝えます。
そのときに「話ってなに?」と聞かれたら、「私たち夫婦にとって本当に大切な話なので直接会って話がしたい」と伝えましょう。
手紙も有効手段
姑が遠方に住んでいたり、あなたがどうしても姑と直接顔を合わせて話し合うのが不安なら手紙を書くのも有効です。
すぐに怒りだす姑や、こちらの話に聞く耳を持たない姑の場合、手紙のほうが有効だし安全です。
手紙だと、話をさえぎられたり途中で席を立たれるなどの心配がないし、自分の言いたいことをちゃんと伝えることができますよね。
もし、あなたの旦那が協力的なら、ふたりで一通の手紙を書いて出せば夫婦の絆も強調できるのでおすすめですよ!
大嫌いな姑との戦いで気を付けるべきポイント
ここでは大嫌いな姑との正式な話し合いをするなかで、気を付けるべきポイントをまとめています。
丁寧な対応を心がける
あなたのことを軽く見ている姑は、嫁の言葉などたいして重要ではないと思っていることでしょう。
そんな姑に対して、敬意を持って話をするのは難しいですよね。
ですがそこは少しだけ我慢をして、出来るだけ丁寧に対応するように心がけてください。
「これが人として、大人としての対応だ」と、姑にお手本を見せつけてやるんです。
すると姑は悔しくなってわざとあなたが怒るような言葉を言ってくるかもしれませんが、どんな言葉にも動じずに丁寧な対応を続けるあなたを見て「これは厄介だ」と感じることでしょう。
人は感情的に話してくる相手を怖いとは思いませんが、何を言っても冷静な相手には危機感を感じるものなのです。
姑との話の途中でムカッときたら、軽く深呼吸をするなどして冷静に対処していきましょう。
姑の言動だけを指摘する
姑と話をする内容は、あなたが「これはやめてほしい」と思っている姑の行動だけに限定しましょう。
ついやってしまいがちなのが、姑の性格や考え方、趣味などを指摘してしまうことです。
姑の性格や考え方、趣味などは、あなたの嫁としての権利を侵害するものではないですし、それを指摘したところで姑の性格などが変わることもありませんよね。
そしてさらにあなた自身が、姑の困った行動をずっと我慢して、結果的に許してしまっていたことに対して認めること。
「今まで黙っていた私も悪かったのですが…」と素直に認めることで、姑に聞く耳を持ってもらいやすくなるわけです。
今やめてほしいと思っている姑の行動だけを指摘することはとても効果的な戦術なのので、ぜひ覚えておいてくださいね。
姑の策略にハマらない
姑は嫁のあなたのことを非難したり、あなたの夫、つまり自分の息子を味方につけるような言葉を繰り返し言ってくるかもしれません。
それは姑の策略です。
あなたが姑の言葉に対して思わず感情的になり、話の論点からズレてしまう可能性があるからです。
姑は子ども夫婦と今まで通りの関係を続けるために、必死であなた一人を悪者にしようとてくるでしょう。
たとえば、姑はあなたの旦那に対して
「あなたの嫁が何も出来ない人だから、私はアドバイスしてあげただけなのよ」
「この嫁は私のことが嫌いだから、私からあなたを遠ざけようとしているのよ」
など、いろいろな言葉で旦那を味方につけようとしてくるかもしれません。
そんな時には、はっきりとあなたの意思を伝えましょう。
「私はここにいますので、何かおっしゃりたいことがあれば、直接私に言っていただけませんか?彼に言われても彼が困るだけですので。私も大人ですので、何かあれば解決策を考えます。ですが、これまでのように我慢するという意思はありません」
こんなふうに《私に問題があるのなら解決策を考えますが、今までのように黙って我慢すると言う意思はない》と伝えるんです。
旦那にも前もって、
「あなたのお義母さんはこんなことを言ってくるかもしれない」
と伝えておくこと、その後の対応はどうするかなど練習しておくことで、姑の策略にハマらずに済みますよ。
姑からの返事がない場合
正式な話し合い、または手紙を送ったあと、姑からの返事がない場合もあります。
でも大丈夫。「返事がこない!」と気にする必要はありません。
返事がない理由としては、
- まだ話し合う用意が出来ていない
- あなたの提案を受け入れる意思がない
など、様々です。
もう少ししたら何か返事があるかもしれませんし、そのまま何も言ってこないかもしれません。
正式な話し合いによって、姑とあなたの関係がどう変わるのかは誰にも予想できませんが、あなたの気持ちや意思を伝えたことによって、あなた自身の心の傷は癒され、精神的にも強くなっていることでしょう。
なので、姑から返事がない場合は「返事がないのが返事なんだ」と考え、気にしないようにしてくださいね。
大嫌いな姑に反撃された時の受け答え方
大嫌いな姑との正式な話し合いの時、今の状況を予期していなかった姑は不意をつかれた気分になることでしょう。
あなたはこれまで姑に何を言われても、波風を立てないように作り笑いをしたり、ムカッときても黙り込んだりしていましたよね。
姑はそんなあなたの態度には慣れているし、予想もできると考えているでしょう。
ところが、あなたが新たに身につけたスキル《素直さ》や《防衛的ではない態度》で話していると、姑は脅威を感じ、色々な手段を使ってあなたをいつもの行動に戻らせようとしてくるのです。
たとえば、泣いたり、逆ギレしたり、責任転嫁してくるなどの反撃をしてくる可能性は十分に考えられますよね。
そこで、追い詰められた姑が反撃してきたときや、それに対する効果的な対処法を解説します。
①否定する
あなたが姑の困った言動を指摘したとき「そんなことは絶対にしていない」と否定する場合があります。
仮に一部を認めたとしても「たしかにそんなことはあったかもしれないけど、それほどひどくなかった」などと微妙な感じで否定してくることも。
さらに「あなたは気にしすぎなのよ」などと、自分には非がないことにしようとしてくることもあります。
受け答え方
「同じものを見てもお義母さんと私では受け取り方が違うんだと思います。たとえば、いじめをした人間よりもいじめを受けた人間のほうがいつまでも覚えているって言いますよね。お義母さんの私に対する言動がいじめだったとまでは言いませんが、いくらお義母さんが「そんなことはしていない」と言ったとしても、私の中には辛かったこととして記憶されているんです。それを「言い過ぎ、気にしすぎ」なんて言われたら、私たちはいつもでも歩み寄ることはできません。」
②被害者を演じる
「どうして私ばかり責めるの。なぜ私をいじめるの。あなたのためを思って色々してあげたつもりなのにひどいじゃない…」
などのように、姑が被害者を装う場合があります。
また逆に何も言わずに泣き続けたりするなど、あなたがが思わず罪悪感をいだいてしまうことも考えられるので、姑が被害者を装ってきたときには今までの姑の言動を思い出し、負けないようにしましょう。
受け答え方
「お義母さんだけを責めるつもりはありませんが、私もずっと我慢して苦しい思いをしてきました。それをすぐに言わなかった私自身も反省するところはあると思っています。私のためを思って色々してくださったことには感謝していますが、お互いに自分が被害者だと思うのはやめて、もっといい関係を築けるように一緒に考えてみませんか。」
③責任転嫁する
あなたが姑の行動の問題を指摘すれば、責任は全部あなたにあると言い出すことも考えられます。
たとえば「あなたの性格が神経質すぎるのよ」「そもそも私にそうさせたのはあなたがしっかりしてないからでしょ」などのように、自分の責任はまったく認めない場合です。
ただし、その問題のほとんどが姑に責任があるとしても、少しでも姑の言うことに一理あると思う部分があれば、そこは認めるようにしましょう。
受け答え方
「お義母さんがそういうふうに考えていたということは分かりました。でも、私はこの問題のすべての責任をとる意思はありません。これまでの私の言動でおかしいと思う部分や、不愉快に感じたことがあるのなら、具体的に教えて頂けませんか?それが第三者から見ても本当におかしなことなら、これからは改めようと思います。なので、お義母さんにも私と同じようにしてもらいたいんです。」
④攻撃してくる
あなたが話をしている途中で、姑が反論してきたり、話を最後まで言わせてくれない場合もあるでしょう。
なぜなら、自分が主導権を握りたい姑は危機感を感じると攻撃という行動を取りやすいからです。
話の途中で攻撃された場合は、これまで以上に落ち着いて対処することが必要になってきます。
受け答え方
「お義母さん、落ち着いてください。そしてどうか私の話を最後まで聞いてください。私の話が終わったら、お義母さんの言いたいことはいくらでも聞きますので。それが難しいようでしたら今日はもうこれで終わりにして、また落ち着いていらっしゃるときに改めてお話しましょう。」
姑があなたの話を何の反撃もせず、最後まで黙って聞いてくれればいうことはないですが、それはなかなか難しいことでしょう。
だからこそ、姑の反撃を事前に想像して、こう言われたらこう返そうと前もって練習しておくことで、姑の思わぬ反撃にあたふたせずに済みますよね。
あなたの姑のタイプをしっかり把握しておけば、いざという時の反撃回避の戦略に役立ちます。
あなたの岩のような固い覚悟と、防衛的にならない受け答えさえ身につければ、姑の反撃など恐るるに足らず!というわけです。
姑が劇的に変わることはない
姑との決戦のあと、素直に自分の非を認め、これまでの行動を改めてくれる姑は決して多くはないでしょう。
なかには少しだけ態度が変わる姑もいるかもしれませんが、正式に話したからといって、姑の態度がすぐに変化することなどそうそうあり得ません。
なのに、姑が変わってくれるのではないかと期待していると、何も変わらない姑をみて「ちゃんと話をした時間は無駄だった」とガッカリしてしてしまいますよね。
しかし、本来の目的はあなた自身の気持ちや意思、要望を姑に伝えること。
その結果がどうであれ、あなたは決して間違ったことなどしていないのです。
そんなあなたの歩み寄る努力を姑は『攻撃された』と思い込んで、あなたの話に一切聞く耳を持たないかもしれませんが、それは姑の責任・失敗なのであなたが失敗したことにはなりません。
あなたの結婚生活を守るためには、姑の言動に振り回される人生は終わりにするべきなのですから。
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