「何でちゃんと私の話を聞いてくれないんだろう」
「どうして私の言ってることを理解してくれないんだろう」
「言いたいことがうまく伝わらなくて悔しい」
人は一人ひとり感性も違えば、価値観も違うし、
物事に対しても、100人いれば100通りの見方や考え方があります。
なので、あなたの気持ちが姑にうまく伝わらなかったとしても、何もおかしなことではありません。
私たちは、どれだけ正しいことを言われても【感情】が伴っていなければ、素直に相手の言葉を受け入れることができないという特性があります。
つまり、姑があなたに対して怒りや嫌悪感がある場合、あなたの言葉を素直に聞くことはないということです。
でも大丈夫!
この記事では
「姑の心を動かすための3つの絶対条件」
をこっそり教えます!(*’ω’*)
これは心理学や脳科学に裏付けされた方法なので、効果は実証済みですし、もちろん姑以外の人にも応用できますよ♪
姑の心を動かす3つの絶対条件
姑の心を動かすキーワードとなるのが「感情」です。
姑の心を動かすためには、まず「感情」を動かすことが絶対条件の基本になります。
その条件というのは、
- 姑から「話を聞くに値する人」と思われる言動
- 姑に「安心感」を与える
- 姑の「自己重要感」(承認欲求)を満たす
という3つです。
文字だけ見ると少し難しそうに感じるかもしれませんが、内容はいたってシンプルなので安心してくださいね!
では、ここからはひとつずつ解説していきます。
①姑から「話を聞くに値する人」と思われる言動
あなたの姑があなたの言葉に耳を傾け、それを素直に聞いてくれるための方法はあるでしょうか?
答えはYES!!
そのひとつ目、基本的な土台となるのが、
姑から「話を聞くに値する人」と思われるための日常での振る舞いです。
突然ですが、あなたに質問です。
あなたが
「この人の言うことなら素直に聞ける」
と思う人はどんな人ですか?
その人の特徴をいくつか挙げてみてください。
たとえば、
- 悪口を言わない人
- 約束を守る人
- 嘘をつかない人
- 自分の間違いをすぐに認めて謝ることができる人
- いつも笑顔な人
- 思いやりがある人
など、
ほかにも色々な特徴が思いついたのではないでしょうか。
最後に、もうひとつ質問します。
あなたがいま考えた
「この人の言うことなら素直に聞ける」
という人の特徴のすべてを
”あなた自身”は満たしているでしょうか?
「え?満たしてない私はダメなの?」と思ったかもしれませんが、そういう話ではありません。
姑の心を動かすための原則は、「自分の日常の姿」が土台になっているということを意識して行動するだけでいいんです。
つまり、姑に「この人の言うことなら素直に聞ける」と思われるような、”あなた自身の日頃の振る舞い”が大きく影響してくるわけです。
どれだけ言葉のテクニックを使ったとしても、この土台がおろそかになっていればすべてムダになってしまうと言っても過言ではありません。
「でもちょっと自信ない…」と思うかもしれませんが、そんなに難しいことじゃないですよ。
あなたがふだん「この人の話なら素直に聞ける」と思う人を思い浮かべ、その人の言動をお手本にしましょう。
たとえば、
- 相手によって態度を変えるのをやめる
- 時間にルーズな部分があるので絶対守るようにする
- 相手の話を途中でさえぎらず、最後まで話を聞いてから自分の話をする
などのような感じです。
カナダのある大学の研究では、
「日常の発言や行動に一貫性を持たせることで対人関係の親密度が増した」
という研究結果があります。
一貫性とは発言や行動などに「矛盾がないこと」。
私たちの日常での振る舞いや言動は、私たちが自分で思っている以上に、
姑との”信頼関係”に大きく影響しているのです。
姑から「話を聞くに値する人」と思われるための日常での言動は、姑の心を動かすための土台作り。
「この人の話なら素直に聞ける」と思える人の言動をお手本にしてみよう。
「感情」と「欲求」
姑の心を動かすための土台が理解できたら、次に「姑の心を動かすための大きなポイント」を理解しておきましょう。
それは、
「私たち人間はすべて感情によって行動が決まる」
ということ。
たとえば、こんな経験はないですか?
「相手の言っていることは正しい。でも感情的に許せない」
「相手に対して怒りを感じている時、相手の言葉を素直に受け入れることができない」
私たちは、どんなに理論的に正しいことを言われたとしても、その相手に対しての感情が伴っていなければ、素直に受け入れることができません。
つまり、姑の心を動かすには「感情」を動かす必要があるわけです。
でも姑の感情を動かすことなんて出来るの?
私たちには、楽しい・嬉しい・悲しい・寂しい…などの様々な感情がありますが、それと同時に「こういう感情を満たしたい」とという欲求もあります。
「感情」と「欲求」は表裏一体。
つまり、相手の欲求を満たすことができれば、同時に感情も動かすことができるわけです。
では、どんな欲求を満たせば、姑の感情を動かすことができるのか早速みていきましょう!
②姑に「安心感」を与える
私たち人間という生き物は、生きていくための欲求である「生理的欲求」、その次に「安全の欲求」を本能的に求めています。
つまり、「安心感」です。
「ここにくるとホッとする」
「この人と話してると安心する」
私たちは安心感を感じる場所や人に対して、無意識に心を開いてしまうもの。
では、どうすれば姑に安心感を与えることができるのでしょうか?
その答えはいくつもありますが
なかでも効果的なのが、
- 絶対に否定せずに最後まで話を聞く
- 笑顔で対応する
- 好意を伝える
- 悪口を言わない
という4つのポイントです。
ではひとつずつ見てみましょう。
①絶対に否定せずに、最後まで話を聞く
自分の考えや意見を言ったとき、
「え?」
「何言ってるの?」
「それは違うでしょ」
などと第一声から否定されると、その相手とはこれから先あまり話す気になれないですよね。
逆に、「この人は絶対に私の意見を否定しないし、最後まで話を聞いてくれる」と感じる相手には、無意識に安心感を感じませんか?
つまり、姑の話を絶対に否定せずに最後まで聞いてあげることが「安心感」を与えることになるのです。
ただ、誤解しないでほしいのは、
「絶対に否定しない」=「姑の意見をすべて受け入れる」
ということではありません。
「受け入れる」のではなく、「受け止めてあげる」。
「そうなんですね」
「そう思っているんですね」
などのような言葉を使って、
「お義母さんの考えは理解しましたよ」
ということが伝わるような反応をして受け止めてあげるんです。
姑の目を見てうなずきながら話を聞くのがポイント!
ですが、姑の意見を否定しないで最後まで聞いたとしても、やっぱり姑の考えとは違う意見や気持ちを伝えなければいけないときもあるでしょう。
その場合は、まずは否定をせずに話を最後まで聞いてあげたうえで、その後に自分の意見や気持ちを伝えるようにしましょう。
姑に「安心感」を与えてからの意見であれば、自然と耳を傾けてくれます。
姑の話は絶対に否定せずに受け止め、話を最後まで聞いてあげる。
自分の意見はその後に伝えるようにしよう。
笑顔で反応する
姑に話しかけられたとき、姑と話しているとき、あなたはどんな表情をしていますか?
もちろん、「笑顔で対応する」というのが得意な人もいれば、苦手な人もいるでしょう。
私たちの感情は「目に見えるもの」によって左右されるといっても過言ではありません。
赤ちゃんや動物を見ればたちまち優しい気持ちになるし、暗いニュースの映像や不機嫌な店員さんを見れば、なんだか嫌な気分になりますよね。
つまり、人は何を見るかで感情が変化する。
そして人は「どんな表情」を目にするかでその人への印象が変わるのです。
ふだんの生活のなかで、私たちはどれくらい笑顔で反応しているでしょうか。
自分自身の印象や評価をアップする方法はたくさんありますが、
表情、特に「笑顔」の効果は絶大です。
なぜなら「笑顔」は相手の警戒心を解き「安心感」を与えるから。
もしあなたが笑顔を作るのが苦手なら、まずはふだんから口角を上げる練習をしてみましょう。
繰り返し練習していれば、無意識に笑顔で反応できるようになりますよ♪
人は「どんな表情」をを見るかで、その人への印象が変わる。
姑の警戒心を解き、安心感を与える「笑顔」の効果は絶大!
好意を伝える
姑に安心感を与えるなかで、一番シンプルな方法が好意を伝えるということ。
とは言っても、
「お義母さんのことが大好きです」
と嘘の告白をしてくださいと言っているわけではありません(笑)。
心理学のなかに「好意の返報性」というものがあります。
「好意の返報性」とは、
自分に好意をくれた相手に好意を返したくなるという心理のことです。
私たちは、自分に好意をもってくれてる相手には、なぜだか安心感を感じてしまうんですね。
それを、姑に応用してしまおう!ということです。
私がおすすめする好意の伝え方は、
- 姑の「行動」に対して好意を伝える
- 姑の「モノ」に対して好意を伝える
という2つ。
①姑の「行動」に対して好意を伝える例として、
「好きな物は好き、嫌いな物は嫌いとハッキリ言えるところが好きです」
のように、姑の「行動」に対して好きという方法です。
②姑の「モノ」に対して好意を伝える例としては、
「そのお財布の色、きれいですね。私もその色、好きです」
「韓国に行かれてたんですか?私も韓国、大好きなんですよ」
のように、姑の「モノ」に対して好きという方法もあります。
でもその方法ってホントに効果あるの?
そう思いますよね。実はこれは脳の仕組みに関係しているんです。
私たち人間の脳というのは、頭のなかで「主語を理解しにくい」という特徴があります。
そのため、「行動」や「モノ」に対して好きと言われると、まるで自分の事を好きと言われているかのように錯覚してしまうんです。
脳って単純ですよね(笑)。
姑に安心感を与えるためには、好意を伝える方法が効果的。
「○○が素敵ですね、私もそういうの大好きです」などのような言葉は、姑の心を動かす魔法の言葉。
悪口を言わない
たとえば、友達が誰かの悪口を言っているのを聞くと、
「私がいない時、私の悪口も言ってるんじゃないのかな?」
って思いませんか?
当たり前のことですが、人は「自分の悪口を言っているかもしれない人」には心を開きません。
それは姑にとってもおなじこと。
アメリカのオハイオ州立大学での実験では、
- 「他人のことを褒める人」や「前向きな噂話をする人」は親密感を持たれやすい
- 「他人の批判をする人」や「マイナスな噂話をする人」は嫌われる
ということが明らかにされました。
たとえ、姑の目の前で悪口を言わなかったとしても、
「あの人、いつも悪口ばかり言ってるよ」
と第三者から姑の耳に入る可能性もあるので要注意です。
人の悪口って、やっぱり聞いてて気持ちのいいものではないですよね。
姑に安心感どころか、嫌悪感を持たれてしまう原因にもなってしまうので、悪口はできるだけ言わないように心がけたいものですね。
他人の悪口や批判をすれば「悪口を言う人」と認識される。
姑の耳に入る可能性がある人に、姑の悪口を言わないようにしよう!
③姑の自己重要感(承認欲求)を満たす
私たちには、
「お腹がすいたから何か食べたい」
「喉が渇いたから水が飲みたい」
といった生きていくために必要な欲求『生理的な欲求』があります。
そしてその次に、人間関係のなかで満たされたいと思うのが、
●安心したい→『安全の欲求』→心身の安全を確保したい
●自己重要感を感じたい→『承認欲求』→他者に認められたい
という2つの欲求。
姑の心を動かす絶対条件の3つ目が、
この『自己重要感』を満たすことです。
なんだか難しい言葉ですが、簡単にいうと、
「私は価値のある存在だ」
「私は必要とされている」
と感じる心こと。
この自己重要感を満たしてあげることで、姑から信頼され、
「姑の心を動かす」ことに繋がっていきます。
姑があなたと話をしたとき、この自己重要感が満たされると、またあなたと話がしたいと思うようになり、あなたの話に自然と耳を傾けるようになるわけです。
ではここからは、姑の自己重要感を満たす方法をお伝えしていきますね。
姑の好みや習慣を覚えておく
姑の自己重要感を満たす方法のひとつとして、
「姑の好みや習慣を覚えておく」
という方法があります。
たとえば、
「お義母さん、コーヒーはお砂糖2杯でしたよね?」
と、あなたが姑の好みや
「○○はお嫌いでしたよね?」
と、苦手な物を覚えているのが効果的です。
「私の好み(または苦手なもの)を覚えてくれてるんだ…」
と安心感と同時に、自己重要感も満たされます。
変化に気づく
姑の自己重要感を満たす方法の2つ目とは、
「姑の変化に気づく」
ということ。
姑のヘアスタイルや髪色が変わっていれば、
「あら、髪切ったんですね!前のも似合ってたけど、こっちも似合いますね!」
とか、
今まで見たことがないバッグを持っていれば、
「かわいいバッグですね!新しく買ったんですか?」
とか。
「自分の変化に気づいてもらえる」ことは、
「自分に注目してもらえている」と感じて、これもまた自己重要感が満たされます。
褒める
たとえそれがお世辞だと分かっていたとしても、誰だって「褒められる」ことに悪い気はしないもの。
毎日作っている食事だって、たった一言「おいしい!」と家族に言われれば、作って良かった!と思いますよね。
そう、私たちは驚くほど「褒められる」ことに自己重要感を感じてしまうのです。
特に、姑の場合は
「褒めるときは皆のいる前で、そのあと独り言のように褒める」
のがポイント!!
たとえば、姑の家で料理をご馳走になったとします。
その時に、
「お義母さんが作ったこの○○(料理)、お店で出てくるレベルですね!」
と家族の前で褒めてから、その後(帰り際など)に
「あ~めちゃくちゃおいしかったぁ~…」
と独り言のようにボソッとつぶやくのが効果的です。
この最後の一言が、姑の自己重要感をぐ~んと高めることができますよ♪
感情表現を分かりやすくする
絶対に喜んでくれると思っていたのに、あまり嬉しそうな反応がなくてがっかりした経験ってありませんか?
たとえば、あなたが誰かにプレゼントを渡した時、
ふつうに「ありがとうございます」
と言われるのと、
「うわ~!やった~!嬉しい~!!」
と言われるのとでは、どっちが『本当に喜んでくれてる』と感じるでしょうか?
少し大げさなくらい反応してくれたほうが、「あげて良かった」と思うし、嬉しいですよね。
私たちは無意識に相手の反応を気にしています。
なので、姑からプレゼントされたり、何かをしてもらったときには、少し大げさかな?と思うくらいの大きなリアクションを取るようにしてみてください。
自己重要感を傷つけないように注意する
姑の自己重要感を高めるのも大切ですが、何より一番気を付けなければいけないのは
「自己重要感を傷つけない」ということ。
姑との会話のなかで、
- それは違うと思います
- でも
- だって
のような否定的な言葉は使わないように気を付けましょう。
特に姑にひどいことを言われた時などは、感情的になって無意識に否定的な言葉がでてしまいがち。
そんな時は、
「お義母さんはそう思っているんですね」
というような言葉を返したあとに、
「私の考えは…」
と自分の意見を言うようにしてみてくださいね。
あなたが姑の心を動かしたい理由は?
ここまで「姑の心を動かす絶対条件」を3つお伝えしてきました。
~姑の心を動かす3つの絶対条件~
- 姑に「話を聞くに値する人」と思われる日常での言動
- 姑に「安心感」を与える
- 姑の「自己重要感」を満たす
では、あなたに最後の質問です。
「あなたが姑の心を動かしたいと思う理由は何ですか?」
私たちは、本や専門家のアドバイスを聞いたときは「なるほど」と思っても、なかなかそれを日常のなかに取り入れて実践するという行動を起こしません。
心理学でよく聞くのが、
「行動するのは100人に1人。そのなかで継続できるのは行動した100人のうちの1人」
というもの。
だからこそ、
「なぜそれをやりたいと思ったのか」
「なぜそれを実現したいのか」
”やる理由”を明確にしておくことが、私たちが行動し続けるための心の支えになります。
嫁姑関係は、私たちの長い歴史のなかでもなかなか消えてなくなることはありません。
なぜなら、現状を変えようとして「行動できる人」が圧倒的に少ないからです。
かの有名なマザー・テレサはこんなことを言っています。
「暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで明かりをつけなさい」
「不満を言ってても現状は変わらない。
それならあなた自身が現状を変えるための行動をしなさい」
というような、ちょっとドキッとする言葉なんですけど、
私は何か嫌なことがあると、これをいつも思い出すようにしています。
今回お伝えした「姑の心を動かす3つの条件」は、ちょっと意識すれば、どれもすぐに出来るようなことばかりです。
ほんの少しずつでもいいので、変化(行動)を起こすようにしてみてくださいね!
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