自己解決できない姑に要注意!自立のための3つの対策方法とは?

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いい年をした健全な親なら自分自身になにか問題が起きたとき、なんとか自分で解決しようとするのですが、ここでいう『自己解決できない姑』は自分の不幸や混乱に子ども夫婦を巻き込んできます。

  • 親の経済的な理由でお金を援助しなければならない
  • 精神的な問題からくるストレス発散のはけ口として子ども夫婦の時間を奪う
  • 病気などの理由から子ども1人に介護を任せる

などの体や心、お金の問題を子ども頼って解決しようとするのです。

要するに精神的な面で自立できていないんですね。

ただ姑本人は「子どもを巻き込んでやろう」などと意識しているわけではないので、あなたやあなたの夫が『何とか助けてあげたい』という思いから、いつの間にか不幸の渦に引きずり込まれてしまうパターンが多いです。

もし、あなたの姑が現在すでにお金の問題や、病気、または精神的な問題などを抱えていているのなら、それがいつまで続くのか、出口の見えないトンネルを通っているようで本当に苦しいですよね…。

そこで今回は、

  • 自己解決できない姑の問題点
  • 親に対する援助と救済の違いとは?
  • 姑が自立できるようにするための3つの対策方法

を解説していきます。

親の問題って無視できないので難しいですが、しっかりと自分の生活を守りつつ、親がしっかりと自立してくれるような行動をとることが大切ですよ。

目次

自己解決できない姑の問題点

冒頭でも少し触れましたが、自己解決できない姑は

  • 精神的な問題
  • 病気の問題
  • お金の問題

という3つのうちのどれかに当てはまることが多いのですが、いずれも共通している問題点があります。

まずはその代表的な問題点をみてみましょう。

親子の立場が逆転している

健全な親子関係なら、親が子供を救済したり手を差し伸べるのが自然なのですが、『自己解決できない姑』は問題を自分で解決しようとはせず、子どもに救済を求めてきます。

要するに、親子の立場が逆転しているのです。

驚くことにこのタイプの姑は(舅もですが)けっこう多くて、ネットでの悩み相談などでも

  • 義父・義母にお金を援助しているので生活が苦しい
  • 義父・義母が病気なのに病院や施設を嫌がって、私が1人で介助している
  • 義父・義母が仲が悪くて、しょちゅう愚痴を言うために電話してくる

のような

子どもが親のようになり、親が子どものようになってしまっている『逆転の親子』が本当に多いのです。

一体なぜこのような『親子の逆転』が起こってしまうのでしょうか?

その理由には様々な原因があるのですが、ここでは代表的な理由を2つ挙げてみます。

  1. 親が精神的に大人になれていない
  2. 子どもが親離れできていない

『親子の逆転』が起こるとき、多くの原因はこのいずれか、または両方に当てはまっている場合が多いです。

精神的に大人になれていない親は、本人がそのことを自覚し専門のカウンセリングなどを受けるなどしない限り、そう簡単に変わることはありません。

子どもである夫もまた、自分自身が親離れ出来ていないことを自覚していないことが多いため、『親を助けるのは当然だ』と必要以上に救済しようとしてしまうのです。

いずれにしても子どもが親を救おうとする行為は、あくまでも一時的な応急処置でしかなく、親の自立を助ける本当の意味での救済にはなりません。

親離れできない夫

出会った頃はとてもしっかりとした人に見えたのに、自分の親の事となると途端にしり込みしてしまう夫に怒りや情けなさを感じていませんか?

先ほどの内容と重複してしまう部分もあるのですが、『親子の逆転』をしてしまっている理由のひとつである《子どもが親離れ出来ていない》ということに当てはまります。

親離れ出来ない理由もいろいろな原因があるのですが、『親子の逆転』をしている一番多い原因として、

  • 子どもの頃に十分な愛情を与えてもらえなかった
  • 児童虐待の後遺症

というものがあります。

幼いころに最低限の愛情を受けられずに育った人間は、『自尊心が低い』という傾向があるのです。

自尊心が低い夫は、無意識に『自分は価値のない人間だ』と思い込んでいて、まだ心のどこかで親からの愛情を欲しているので、親離れができないんですね。

ほかにも、子どもの頃から親を救済してきた人は、『親を救えるのは自分しかいない』と思い込んでいるため、その行動や考えになんの疑問も持ちません。

そのため、夫としてたとえ嫁を傷つけて怒りを買ったとしても、親を優先させることのほうが大切だと信じているのです。

救済と援助の違いとは?

ちょっと難しい問題になってしまうのですが、あなたは《救済》と《援助》の違いをご存知ですか?

この言葉の意味を調べてみると…

救済(レスキュー)……(災害や不幸で苦しんでいる人を)救い助けること

援助(アシスト)……困っている人に力を貸すこと。

言葉の意味だけを比べてみるとあまり違いはないように見えますが、実際は大きく違います。

人は誰でも自分の親や義父母が辛い問題を抱えている時、「何とか助けてあげたい」と思うものですよね。

誰でもある日突然、病気になってしまったり、まじめに働いていたのにリストラされたりと、いつ不幸な問題が起きたとしてもおかしくはありません。

あなたの家族がそんな困難な状況になってしまった時、精神面でのフォローや経済的な援助をすれば、その人は問題を早く解決し、自立できるようになっていくでしょう。

ですが、まじめに働いていたのに突然リストラされた親を助けることと、援助をしても無駄遣いばかりして浪費を繰り返す親を助けることとでは全然話が違ってきます。

まず、問題を抱えている姑には

  • 本人に自立する意思があり、援助をすることで問題を早期に解決できる可能性がある
  • 本人に自立する意思はないため、援助を受けてもいつまでも問題が解決しない

という2つのパターンがあります。

前者の場合の援助であれば結果的に救済になるかもしれませんが、後者の場合はいつまでも問題が解決しないため、何度援助をしたとしても、本当の意味での救済にはならないのです。

自立する意思のない姑は、子ども夫婦が援助をしてくれることを期待するだけでなく、「援助してくれなければ私はこんなに大変なことになる」ということを切々と訴えてくることもあるので、拒否できにくい場合もあるかもしれません。

ですが姑への度重なる援助によって、自分たちの生活まで危うくなってしまっては本末転倒ですよね。

このような理由から、姑に援助をする場合は自分たちの生活をしっかりと守りつつ、『援助をして結果的に救済になるのか?』をしっかりと見極めることが大切です。

姑に自立してもらうためには?

では自己解決できない姑を、自立させるためにはどうしたらいいのでしょうか?

「そんなの無理に決まってる」と行動を起こす前に諦めてしまっては、あなたの結婚生活はいずれ危機的な状況になってしまいかねません。

今の現状を一番よく分かっているのはあなただけなのです。

八方ふさがりになってしまう前に、少しだけ勇気を持って行動を起こしましょう。

ここでは姑を自立させるための3つの対策方法をご紹介します。

①夫とよく話し合う

まずはあなたの一番のパートナーである旦那さんに相談しましょう。

とはいっても親離れ出来ていない夫の場合、なかなか話がスムーズに進まないこともありますよね。

そこで、話をする時に気をつけるべきポイントをお伝えします。

  1. 「お義母さんはこういうことをする」
  2. 「それで私はこんな気持ちになってしまう」
  3. 「すると私たちの結婚生活にこんな悪影響を及ぼす」
  4. 「だからあなたにこうしてほしい」

ここで注意したいのは、感情にまかせて話さないということです。

夫と話しているうちに、日ごろに積もった怒りや悲しみが溢れ出してきて「あなたの母親はこんなことばかりして、もう本当に我慢できない!」などといった『不満・愚痴』だけが出てしまうと、夫は話を聞く姿勢を失ってしまいます。

すると話を次に進めようとしても、夫は聞く耳を持たなくなってしまうので注意が必要です。

感情的にならないためにも、前もって話の要点だけを簡潔にメモなどに書き出して練習しておきましょう。

②姑に今の現状と意思を伝える

次にあなたの姑に、今の夫婦の現状と意思を伝えます。

もし夫が協力してくれるようなら、ふたりの現状と意思を夫から伝えてもらうのが一番いいのですが、それが難しい場合、あなたがうまく伝えるしかありません。

その場合、夫に「お義母さんに私から伝える」という了承をとっておきましょう。

姑への伝え方のポイントとしては、

  1. 姑に援助できない理由
  2. 私たちはこれ以上援助できない、というハッキリとした意思表明

の2つです。

これを伝えることで姑はあなたや夫を非難したり、援助してもらえないと自分がどんな目にあうかなど訴えてくるかもしれませんが、そこは心を鬼にしてきっぱりと断ることが大切です。

それがお互いの生活を守るためには必要なことなのですから。

③姑に最適な提案をする

さいごに、姑が自立できるような解決案を伝えます。

たとえば、

  • 病気が原因で介助が必要なら、専門の病院や施設、ヘルパーの紹介をする
  • 借金をしてお金に困っているのなら、自己破産専門の法律事務所を紹介する

など、できる限り調べてみて、実際にその場所に行ってみたり、パンフレットをもらうなどして、手間暇をかけることが大切です。

口先だけだと「私のことなんかどうでもいいのね」と思われるかもしれませんが、「実際にそこに行っていろいろ聞いてきました。だから今度一緒に行ってみませんか?」などと言われると、『一応、ちゃんと考えてくれてる』と強く反論できなくなってしまうからです。

実際に行動を起こしても、姑を簡単に納得させるのは難しいかもしれませんが、これを何度も繰り返すことによって「子ども夫婦には頼ることができない」と諦めてもらうしかありません。

直接伝えることがどうしても難しい場合は、手紙など間接的な手段を使うのも有効ですが、できるだけ顔を見て伝えたほうがしっかりと意思が伝わりやすくなります。

いくら夫の親とはいっても、あなたの結婚生活を壊す権利はないのです。

さいごに

姑自身の問題に対して、何も考えずに援助を続けようとする夫に怒ったり情けなくなったりするだけなら簡単です。

あなたの夫だって、自分の親でなくあなたの親の問題だったとしたら、同じように行動を起こすかは疑問ですよね。

人は誰でも自分の親を助けたいと思うものです。

しかし、その思いにとらわれ過ぎて、自分自身の生活が危うい状況になっていることに気づかない、また気づいているのにどうすることもできない人が多いのです。

何度も言うように、いくら相手が親でも自分自身の生活を壊してまで救おうとする行為は、お互いのためにならないどころか、不幸な状況を増やすだけです。

不幸な状況を作り出す姑と縁を切るのが一番簡単なように思うかもしれませんが、夫を姑と絶縁させたところで、最終的には何の解決にもなりません。

夫は「親を見捨てた自分」に罪悪感を抱き続け、そうさせたあなたや、何もできなかった自分を許せないという心にしこりが残ってしまうでしょう。

それよりも夫自身に選択させるように導くことで、自分自身の考えで夫婦の生活を守るようになってくれますよ。

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